
春を背負う魚
鰆 ‐さわら‐
北から南まで、広範囲で水揚げされる魚。
すっきりとした肢体に雄々しい顔つき。
柔らかな身質の見目は白身ではあるが、
成分的に赤い肉の魚とされる。
よく動く、尾の身が美味とされる。
関東では寒い時期に愛され、
関西では春に求められる、鰆。
桜の見ごろに獲れる紀州の国では
特にその名を冠し、「桜鰆」と呼ばれる。
日本の四季を詠む俳句では
春の使者として丁重に扱われる。
造り・焼き・煮など
多種多様な調理法に応える
料理人好みの器用な魚である。
造りにおいてはその旨味を語るに
【鰆の刺身は皿までなめる】
と俗諺があるほどだ。

上等、価値ある甘味。
あおり烏賊 ‐あおりいか‐
烏賊は海老と同じく、日本人に
多く好まれ、食される食材である。
芭蕉烏賊、藻烏賊と俗名を多く持つ
このあおり烏賊。大ぶりのものを
ひょいと一杯釣れば、その日の
充分な稼ぎになるとも言われた。
馬具の泥除け、障泥(あおり)に
例えられた左右のひれで優雅に泳ぐ。
卵を抱こうとする少し前の
この暖かい春陽の時期。
歯応えのある、しなやかなその身にも
たっぷりと栄養と甘味を蓄え
食むほどに、上品な味に包まれる。
生での味わい、火入れした味わい
いずれにおいても上等な旨味を
心行くまで堪能していただきたい
価値のある春の食材である。
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鰆の梅肉うるい巻き
1,200円 -
鰆の蕗味噌包み焼き
1,400円 -
あおり烏賊薄造り香味野菜添え
1,200円 -
あおり烏賊とくきたち菜のいしるバター炒め
1,300円
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独活とうるいのサラダ
梅ドレッシング 950円 -
スナップエンドウとモロッコ
インゲンの豆サラダ 900円 -
浅利の卵焼き あおさ海苔餡かけ
950円 -
『インカのめざめ』芋コロッケ
800円 -
独活と豚ハラミの辛子炒め
1200円 -
白海老とそら豆の掻き揚げ
950円 -
蕗さつま揚げ
山くらげ蕗味噌添え 900円 -
桜海老と芹のジョン
800円
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